【0】クリスティーナ・グプタ「『私はただ違うだけで、間違っていない』:アセクシュアルの排除と抵抗」
英語を読む練習を兼ねて、英語の論文を読んでいきたいと思います。
「アセクシュアル」というセクシュアリティについて関心があるので、アセクシュアル関係の論文を少しずつ読んでいこうかなと。
(あ、私は特にアセクシュアル研究やジェンダー・セクシュアリティ研究の専門家でも研究している人間でもなく趣味的に調べている人間です。なので、間違っていたり有用な情報などをご存知の方がいらっしゃいましたら教えていただけると大変助かります。)
(あと、英語もかなり不安がある(だから練習している)ので、訳なども間違いがあったらご指摘お願いします)
日本では、As Loopという団体がアセクシュアルの調査を行なっているようですが、全体としてはアセクシュアルの研究はあまり盛んではない状況だと思います。
例えば、Google Scholarという論文を検索できるサービスで「アセクシュアル」と検索すると下の画像のような結果になりますが、3位まではアセクシュアルについての論文ですが、4位からは「セクシュアル・マイノリティ」の論文になっています。
これは、日本語では3本しかアセクシュアルの論文が存在しないということではありませんが(実際他にもあります)、非常に少ないことはわかるでしょう。
一方、海外では英語圏に絞ってもそこそこ研究があるようで、asexualと検索するとそこそこヒットします(これは、アロマンティック/aromanticも同様の傾向)。
そこで、英語圏のアロマンティック・アセクシュアルの研究動向を把握することを兼ねつつ、私の英語力(reading)向上を目指して少しずつではあると思いますが、ace/aro関連の論文を読んでいきたいと思います。
まずは、Kristina Guptaの
“And Now I’m Just Different, but There’s Nothing Actually Wrong With Me”: Asexual Marginalization and Resistance
という論文を読んでみようと思います。
タイトルを訳してみると、「『私はただ違うだけで、間違っていない』:アセクシュアルの排除と抵抗」というような感じでしょうか。
2017年の論文で、アセクシュアル当事者への30のインタビューを分析したもののようです。
現状オープンアクセスで誰でも論文はみることができるようですので、興味ある方は以下のリンクから見てみてください(2022年9月現在)。
この論文を選んだ理由は特にありません。
たまたま見つけたので、読んでみようという程度の感じ。
このクリスティーナ・グプタという人は、アメリカのジェンダーやセクシュアリティを専門とする方のようです。
ホームページでは、フェミニスト批評の専門家と説明されていますね。
この論文の他にもアセクシュアルをテーマとしたものを多く書いている方のようなので、チェックしていきたいところです。
今回は、イントロダクションということでこの辺にしておきます。
複数回に分けてゆっくりと読んでいくつもりですのでよろしくお願いします。
次回↓